不動産用語集

バルクセール
大量の債権や不動産を一括して売却する手法のことをいいます。採算性の低い債権や不動産は売却しにくいことから、採算性の高いものと抱き合わせる等により取引の効率が高まり、個別処理に比べ早期に現金化できるというメリットがあります。
PM(ピーエム)
プロパティマネジメントの略で、不動産の価値を下げないために必要な保守・管理に加え、テナントの募集や管理まで行う業務のことをいいます。建物や整備のメンテナンス業務を指示するだけでなく、テナント管理やコスト管理、収益性を高めるためのリニューアルのコンサルティングなども合わせて行います。通常の不動産賃貸管理業務に近い部分がありますが、キャッシュフロー重視で投資利回りを向上させるという役割もあり、より重要な立場といえます。
ビークル
Vehicle=乗り物、媒体という意味で、不動産など資産の証券化に際しては、資産と投資家とを結ぶ機能を担う組織体のことを指します。SPV(Special Purpose Vehicle)ともいわれます。その形態はSPCなどの会社組織、匿名組合などの組合組織、特定目的信託などがあります。ビークルを介して証券化対象資産と投資家が結び付けられ、投資家は証券化対象資産から得られるキャッシュフロー等を得ることができます。オリジネータ(原資産保有者)が倒産した場合でも、その影響を受けない倒産隔離の仕組みを組成するために利用されます。
不動産鑑定評価(ふどうさんかんていひょうか)
不動産鑑定士による、土地や建物などの不動産の合理的な価格評価のことをいいます。不動産は一般の商品に比べて合理的な価格が形成されにくいため、専門家が個別に鑑定を行い、売買や税金計算の基準となる評価額を示しています。不動産鑑定評価の方法には、取引事例比較法、原価法、収益還元法の3つがあります。
不動産取得税(ふどうさんしゅとくぜい)
不動産を取得した際に、都道府県に納める税金のことをいいます。税額は不動産を取得したときの価格ではなく、固定資産課税台帳に記載されている固定資産税評価額を基に算出されます。固定資産税が不動産を所有していると毎年かかるのに対し、不動産取得税は不動産を取得したときに1度だけかかる税金です。
不動産証券化(ふどうさんしょうけんか)
不動産およびその信託受益権を証券として発行し、投資家に販売して資金を調達する投資手法のことをいいます。商業ビルや賃貸マンションなどの不動産を担保に証券を発行し、賃料収入などの収益に基づいて、利払いや配当がなされます。不動産に関する債権を証券化するデット型(社債など)と、不動産の所有権を証券化するエクイティ型(出資証券・株式など)の2つのタイプがあり、デット型は運用利回り(インカムゲイン)を重視したもの、エクイティ型は売却益(キャピタルゲイン)が期待できます。
不動産投資信託(ふどうさんとうししんたく)
投資家から集めた資金を、受託者が不動産投資に運用し、賃貸や売却などで得た収益を投資家に分配する投資信託商品のことをいいます。証券取引市場に上場しているJリートや非上場の商品があります。
不動産ファンド(ふどうさんふぁんど)
投資家から資金(ファンド)を集めて運用し、その収益を出資額に応じて配分するしくみをいいます。不動産ファンドは、公募型と私募型の2種類に分けられ、J-REITに代表される公募型ファンドは、不特定多数の人が自由に投資することが可能な不動産ファンドです。私募ファンドは、少数の限定された投資家や機関投資家と呼ばれるプロの投資家のみが出資できる不動産ファンドを指します。
不良債権(ふりょうさいけん)
金融機関の融資が、約束どおり返済されずに滞っている債権のことをいいます。融資先の企業や個人が破綻したり、経営不振に陥るなどして回収困難になっている場合などです。金融機関は、貸出債権の回収見込によって4段階に分類しており、第1分類は「健全債権」、第2分類は「回収に注意を有する」、第3分類は「回収に重大な懸念がある」、第4分類は「回収不能」で、一般的に不良債権は第3分類、第4分類に属するものとされています。
ポートフォリオ
現金、預金、株式、債券、保険、不動産などを組み合わせた資産構成のことをいいます。いかにうまく組み合わせて運用するかがポイントとなります。うまく資産を分散して所有することで、全体としての資産価値が減少するリスクを低減することができます。

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