不動産用語集

アモチゼーション
元本の分割償還のこと。例えばノンリコースローンを借入れした投資運用期間中、賃貸定弁済を行うこと。リファイナンス時に必要調達額を減らせるなどのメリットがある。一切の元本の償還を行わず、満期に一括償還する借り入れをブレッド(Bullet)という。
アレンジャー
証券化を行う場合に、資金調達者と投資家との間を調整する者を指します。一般的には、証券会社や投資銀行がなることが多いです。不動産からの収益を裏づけとした資産担保証券(ABS)の発行においては、対象不動産の保有者(オリジネータ)がどのような資産調達を望んでいるかを把握し、それに対応した構造の組成、証券化を行う発行主体(ビークル)の選定を行い、適合する投資家を確保する業務などを行います。
ER(イーアール)[エンジニアリングレポート]
エンジニアリングレポートの略。建築物の遵法性や劣化状況、耐震性能、今後必要な維持管理費用などについて専門家がまとめたレポートのことをいいます。不動産の売買においては、買い主が資産価値を見極めるための判断材料として使われます。
イールドギャップ
不動産投資利回りと借入金利の差の値を指します。たとえば、借入金利が3%で利回りが6%なら3%のイールドギャップとなります(利回り6%-金利3%=イールドギャップ3%)。ギャップが大きいほどレバレッジ効果が大きくなります。
インカムゲイン
ある資産を保有することで、安定的・継続的に受け取ることのできる利益のことをいいます。不動産の場合は家賃収入などがこれにあたります。元本に対する1年間のインカムゲインの割合をパーセンテージで表したものが「利回り」で、収益性の指標となります。
AM(エーエム)[アセットマネジメント]
アセットマネジメントの略。資産の管理・運用という意味で、一般的には投資家のために資産を総合的に管理運用する、いわゆる投資顧問業務のことを指します。特定の不動産にとらわれず、資産全体の組替えを含むポートフォリオ(安全性や収益性を考えた、有利な分散投資の組み合わせ・資産構成)のアドバイス、実際の買収・売却請負、財務分析、資産評価、各種の契約代行などを行います。アセットマネジメント会社は、投資信託委託会社に属している資産運用のプロであるファンドマネージャーやプロパティマネジメント(PM)をコントロールします。
エクイティ
エクイティ・キャピタル、つまり株式資本のことで、不動産証券化においては、匿名組合出資、優先出資や投資口(J-REITの場合)等、返済義務のない資金を指します。エクイティ型の証券では、不動産の総資産価値から担保借入負債額を控除した残余部分にのみ権利を有し、不動産の価値から担保債権額を控除した残りの部分が配当に回るため、ハイリスク・ハイリターン型商品の典型とされています。
SPC(エスピーシー)
Special Purpose Companyの略で、特定目的会社のことをいいます。特定目的会社とは、「資産の流動化に関する法律」に基づき設立される法人で、特定の資産を裏付けとして有価証券を発行します。資産流動化法上のSPCを「TMK(特定目的会社)」と表記する場合もあります。任意組合、匿名組合などと並ぶSPV(特別目的事業体)のひとつです。
SPV(エスピーブイ)
Special Purpose Vehicleの略で、特別目的事業体のことをいいます。不動産などの資産を証券化するための事業体の総称で、投資ビーグル、証券発行専門体といわれることもあります。資産を保有、運用し、収益を得て、それを投資家に配分する役割を果たしますが、その際、証券化の対象になる資産を法人本体から独立させることがポイントで、法人と投資家への二重課税を回避するための「器」や「箱」(=導管体、Conduit)という位置づけになります。具体的にはSPC、匿名組合、パートナーシップ、投資信託など、その形態はさまざまです。
NOI(エヌオーアイ)
Net Operating Income の略で、特定のプロジェクト等における単純キャッシュフローを指し、純収益ともいいます。収入から実際に発生した経費支払いのみを控除したもので、減価償却費などのキャッシュアウトを伴わない費用は控除されず、支払利息などの金融費用も控除されません。 不動産の価値算定に使用します。
NCF(エヌシーエフ)
Net Cash Flowの略で、正のキャッシュフロー(入金のこと。売り上げ、実収利息、株式発行など)から、負のキャッシュフロー(出金のこと。購入、賃金、税金など)を引いた、正味キャッシュフローを指します。不動産の場合、NOIから資本的支出(修繕費など)を控除したキャッシュフローを意味します。
LOI(エルオーアイ)
Letter Of Intentの略で、関心表明書や予備的合意書と訳され、特定のプロジェクトや案件に対し、検討を実施することを約する契約書のことを指します。一般的に、正式発注の前に出される仮注文のようなもので、状況確認や意思確認のために集結されることが多く、法的拘束力を持たない場合がほとんどです。
LTV(エルティーブイ)
Loan To Valueの略で、社債・借入金などの負債額を資産価値で割った比率のことを指します。いわゆる担保掛目のことです。LTVの数値が大きいほど、借入金返済のリスクが高いといえます。
オプトイン/オプトアウト
オプトアウト:特定投資家が一般投資家となること。
オプトイン:一般投資家が特定投資家となること。
オフバランス
財務体質の改善を図るため、保有している資産をバランスシート(賃借対照表)から外すことをいいます。証券化等の手法を用い、実際の事業に供している資産をバランスシートから外すことにより、ROA(総資産利益率)などの財務指標を向上させ、格付けのアップなど外部評価を高める効果があります。
オリジネータ
不動産や信託といった資産をもともと保有していた人のことを指します。不動産証券化においては、保有する不動産、不動産の信託受益権、不動産収益を裏づけとした貸出債権等をSPVに提供する人のことをいい、原資産保有者、資産譲渡人ともいわれる。証券化をスタートさせる役割を担いますが、資産を譲渡したオリジネータは資金を調達できる資金調達者でもあります。また、オリジネータは、証券化を推進する者と同一の場合もあれば、いったん不動産を譲渡したうえで、改めて同じ不動産を賃借することもあります。

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